2008/10/22

光の屈折の計算とは…

昔、誰もが小学校でプリズムを見て不思議に思い、
中学校では、光の屈折のメカニズムを勉強したことだと思う。

何となく覚えているけれど、受験勉強の頃やってたなぁというぐらいしか私には覚えが無いです。

さて、この光がガラスを通り、抜けることでの屈折を計算してガラスの彫刻を作っている武政さんの個展へ行ってきました。

3年前に行った、同じミキモトでの個展には行く事ができず、5~6年振りの再会です。
還暦近いというのに、何も変わってない風貌が、不思議なぐらいです。
体系から、服装から…何から何まで。

でも作品は、数年見ていなかったため、始めてみる作品がありました。

高知で昨年行った際の植物園とのコラボレーション物は、今までになかった雰囲気がありました。

このガラスのアートは、見る角度や方向、高さ、光の具合で全て見た目が変わります。皆ガラスの前でウロウロ。どこに彫っているのかすらわからない物も。

中には、正面からは絵が見えない作品も。
何個ものガラスを組み合わせ、光の屈折を計算し、見え方を決めて作り上げる。
偶然では出来上がらない事ですね。

計算して作り上げる…私がこれまでしたことの無い物の作り方だと、新たな知識に大満足でした。
何年前から武政んに接してるんだ!と…すごい人だったんだなぁ。やっぱり。
薄々感じてはいましたが。

5年以上先まで、個展のスケジュールはあるそうです。ほとんど海外でしたが。
いい美術館に置かれるこの作品も見てみたいものです。

もう少し個展はやっています。
入場無料ですから、ぜひ行ってきてください。
作品集に、サインもしてくれます。

そう本人が朝から晩までおりますので、話すことも可能かと思います。
ぜひ!