2010/01/29

BALI渡航日誌-1  いざバリへ

今回の出張は、しっかり渡航日記を書いてみようという試みで出掛けました。

そう思わないと、写真など揃わない揃わない。


仕事ペースというのはそんなもので、その時が勝負で短期間で様々なことをこなさなければならないから、束の間の余裕のある時にしか写真を撮らなくなってくるのです。




さて久々のバリへの出張か。と思いきや、計算してみたら3ヶ月振り。

意外と大して時は経っていなかった。


ここ数ヶ月内容が充実しているから、そう感じたのかもしれない。


渡航前はいつもの様に徹夜で何とか仕事を終えて空港へ。というお決まりのパターン。

それでもやり終えず空港から、バリから追加作業を連絡している状況。


海外生産、仕入れをしている人には多いパターンだと思います。


今はインターネット、携帯電話、メール。様々な手段があるから、そんなことも容易になってきましたね。


昔は、FAXを滞在先のHOTELに送ってたよなぁ。「buru-buru」(急ぐって意味)と最初に大きく書いておいて送っていたのは、数年前のことです。こう書いておかないと、なかなか部屋に届けてくれないのですよ。進んだものです。



成田空港では、ガルーダのチェックインカウンターがかなりの行列。

眠い私には、30分弱並んでいるのが大変。

その割に、私のチェックインは、ものの2分で終了。

なぜそんなに、並ぶほど混んでるんだか。


チェックイン後は、本屋さんに読みたい本を探しに。眠い目をこすりながら。


今回は、飛行機でぜひ読みたい本があった。

それは、爆笑問題の新刊。去年のニュースを題材に書いた本。


成田空港の第二ターミナルには、3件の本屋がある。

そのどれを探してもない…

タレント本いろいろあるけど…どうでも良いのばかり。


出国後にもう2件あるから見るけど、ない…

爆笑問題の本自体がない…

なぜ…


しかたなく諦めて、何も買わなかった。

あれが読みたかったから、他のものという気分にもなれず。


搭乗は予定よりも遅れていて、ベンチでうとうとしていたら…周りに人がほとんど居なくなっていて…

もう少しで呼び出しをくらうぐらいだった。

危ない危ない。


一人だと通路側を取るべきかもしれないけど。

大してトイレにも立たないので、昼間の飛行だから景色を選んで窓側に。


座って飛行機が動き出すと、いつの間にか眠りについていて気付くと空の上。

飲み物の運ばれて来る気配で起きました。


窓を覗くと下はもう海。


やっぱり太平洋は広いよね~

くじらでもジャンプしてくんないかな~

などと考えながら7時間強のフライトを楽しみました。


今回は初めてアイスクリームが出た!

JALでは出たけど、ガルーダでは初めて。


機内では、微妙な日本語を喋るインドネシア人のCA。

「ノミモノデスカ?」

「ノミモノデスカ?」


思わず私は「はい!」と答えるが…

また

「ノミモノデスカ?」と尋ねられる。

何が飲みたいか聞いているらしい…


機内食の時は、

「Seafood or beef?」

と聞いて来て、

前の人のシーフードを見るとエビが入ってておいしそう~と思い

私は「シーフード!」をオーダー。


が…「finish seafood!」と言われ…選ばせておいて、ビーフを渡される…


思った通り固いビーフ丼にちょっとげんなり。

でも朝から殆ど食べてないので、しっかり食べました。そのおかげで、機内食の写真はなし。

しょっぱなから、こんなです。


バリの空港に到着して、飛行機から出ると雨期のせいか、いつもよりも湿度が高く臭いがむわっと。

初めての人達には鍵慣れない臭い。

しばし居れば、わからなくなる個々の土地の香りですね。


VISA代は一律25ドルとつい先日変更になってしまい、家で25ドルちょうど揃う様に探したんだけど、無くて…

仕方なく一応コインで補ってちょうどになるように持って行ったんだけど、やっぱり使えなかった。

そりゃそうだよね。コインは両替できないもん…

で、仕方なく20ドル冊を二枚渡すと、釣りがルピアに…

ドルは無いの?と聞いても「無い」と言われてしまい残念。

計算されるレートは悪いので、ぜひきっちり持って行くことをオススメします。


そして入国審査は問題なく終わり、次は手荷物チェックか。と思っていたら、いつものところに荷物チェックのゲートが無い。

これは、あの無意味な手荷物チェックをして、あわよくば金をもらおうって魂胆をやめたか!と思っていたら…

出口に移っていた…


そう、預けに持つまでスキャンしようって魂胆…


前より悪くなってる…


ここでちょっと情報を。

預け荷物を待っている側にキャリーを持ったスタッフが何人も居ますが、この人達は外まで運んでくれるわけではありません。

荷物チェックのほんの20mぐらい。

そしてもちろん無料ではない…

気をつけて。

キャリーを使いたい人は、遠〜くに置いてあるのでそれを探して持って来る。

それしかないです。



出口ではできるだけ女性を選ぶ様にしています。

私の勝手な見解ですが、姑息な手段を取ろうとする可能性が低いのです。

これまでの経験から。


今回も出口に女性スタッフが居たので、そこを通過して無事到着!と言いたいですが、まだまだ。


両替所が並ぶ通路を歩いて外へ。


この両替所は、街の両替所よりもレートが悪いです。

3%ぐらいかな。

だからルピアが無い人は、必要最低限の両替で済ませましょう。

1万円すれば充分、タクシーにも乗れるし、夕飯も食べられます。


あとは私は迎えのドライバーがちゃんと来ているかどうか…

前回時間を間違えられて2時間以上まちぼうけたし…


ガルーダは、6時ぐらいに着くので私のvillaがあるUBUDまで行っても充分良い時間なのですが、前回は着いたのがJALの時並みの12時…あの時はトランクもって、手荷物も持って、リュックもしょって…で空港に座ってる時間がおっかなかった…

何も無かったから良いけど。


さて、今回は…


私のドライバーは、人ごみの向こうに居るタイプなので顔を見つけるのにちょっと時間がかかる。

向こうはすぐ見つけてるんだと思うけど。


そして、居た!!


よかった〜


これで無事到着!バリに到着!と言えます。


さてこれから、怒濤の一週間が始まるのです。
しっかり食べて任務をこなさなければ!

しっかり食べて、暑さに負けない様に。

つづく

大原彩

2010/01/25

ノーマンズランドへ4度目


ノーマンズランドも残り僅かな開催となりました。

中島さんの部屋が花満開と聞いたので、4回目の来場をしました。

あの木の下でビール飲みたいな。
無理かな。
中島さん。
せめて、コーヒーを。



今回は驚くことに、並ばないと入れないぐらい。
私はお昼過ぎに行ったのですが、帰る頃には外に長蛇の列。
2時〜3時は人が一番凄い様です。
入場制限をしていました。

みなさま行く時は午前中がねらい目です。

別館の方は、また新しい展示となっていました。

ノーマンズランドは、今月いっぱいの予定。



次回は、南国から更新予定!! おりゃ〜


大原彩

2010/01/23

CLOSET by OHARA at mimosa gallery


来月、表参道のミモザギャラリーにて開催するイベントです。

ぜひお越しくださいませ!!

私のブランド、コピパナスとチョクラの新作がどどっと並びます。

日々デザインを考え、作業して、作り上げ。
殆どが私の手作りのモノになりそうです。

このイベントが終了してから、ウェブショップでお買い求め頂ける様にしようと考えております。

まずは、ミモザギャラリーにお越し下さい!

ちなみに卸販売は、未だできないモノもありますので小売店の皆様は、しばし量産が出来る様になり次第の販売となります。
ご了承下さいませ。

大原彩

2010/01/22

巻き巻き

現在、いろ〜んな事を同時進行。

頭にメリハリを。
色にもメリハリを。

新商品の仕込みも毎日。

毎日一つは、新商品は出来上がっています。

お楽しみに!!


大原彩

2010/01/21

手で作る楽しさ


最近始まったことではないけれど、
手で作ることが大好きな親子です。

時間があれば、時間も忘れて作っている親子です。

勉強にこの集中力はもちろん持っていけないんですけどね。

モノが溢れかえっている世の中ですが、
身近にあるもので、せっせと作って楽しんでくれる子供心は
今の子供も、昔の子供も、人種も、何もかもが関係ないんでしょうね。

私も、毎日最近は手作業ばかりしています。

機械では作れない良さ、大好きです。

色も大好き。
手作業も大好き。
考えるのも大好き。

手に色。いえ、手に職はたまりませんよ。
作る喜びです。


来月は表参道のミモザギャラリーにて3回目の期間限定ショップを開催します。

今回のくくりは、今までとちょっと違います。

イメージがかなり固まって来たので、明日ぐらいにはDMが完成できるかな…
どうかな…

お楽しみに。

2/9火曜日〜2/14日曜日まで開催です。
ご予定よろしくおねがい致します。

詳細はまた後日!!

新作、盛りだくさん!間違い無しです。
(超久々です)



大原彩

2010/01/16

手製道具:ハサミ研ぎ編

今日は、初めてハサミを自分で研いでみました。

布切り用のハサミは、仕事で大切な大切な道具です。切れ味が悪いと、ちょっとイラっとします。

砥石は、彫刻刀セットに必ず入っている砥石を使っています。
この砥石使われることが少ないかもしれないけれど、丸みのある面もあるのでハトメ開けも研ぐことができる便利もの。

あとは油を用意して。
初めてだったので、20分くらいかかったかな。

研ぐ前に、ハサミのメカニズムを勉強してやってみれば、簡単。
もちろん丁寧にゆっくり作業しましょう。

ハサミなど、研いだりして生き返るものは、買い変えないで復活させたいですね。
そのかわり、ちょっと良い物を買って、長く使う。
これが、良き道具です。

プラスティックなどは、壊れると仕方がないけれど、金属の道具は長年連れ添えますね。

買い直す気持ちよりも、長く付き合える道具。少しずつ増やしていきたいですね。


今欲しい道具なんだろう…


大原彩

2010/01/15

読書の習慣

最近時間を見つけては、鞄の中に入れっぱなしになっている椎
名誠の「春さきのヘビ」という短編集を読んでいます。

正直いつ買ったかわからない。
しかし一度も読んでいなかったことは、わかっています。

私は決して読書好きな方ではないです。

しかし本屋という場所は大好き。
あらゆる情報が宝の山の様にあって、大きな本屋でも小さな本屋でも、日本でも海外でも必ず寄ります。

読書本は、何となくの興味から衝動的に買う事が多いです。
そして、すぐに読むかどうかは、また気分次第。
読みたいと思って買っても、すぐには読む気がしなかったり、状況がそうでは無かったり。
無理して買わないし、読まないです。
いつか読みたいな〜という気分で読書本を学生の頃よく買いました。
おかげで、まだ読んでない本がいろいろ。

さて、読書は子供が嫌うものと思っていた幼少期の私は、本より走っていたいという少女でした。それでも宿題で必ず出る「読書感想文」。
いつも簡単な児童書を読み、くぐり抜けていました。
しかしさすがに、3年生にもなるとそうもいかなくなってきます。

そんな時、父に薦められて手にしたのが、椎名誠の「岳物語」でした。
読んだ方も多いんではないかと思います。

内容は、帯(←写真)を読めばわかりますね。

私が初めて読み込んだ本です。

初めて買ったレコードは覚えてないけど、読みきった本は覚えているのです。それぐらい幼い私には面白くてたまらない本だったのです。

いつかまた、再度読む事があると思います。

初めて読んだ私は、「息子 岳」の目線で読み、今はきっと読み直すと、「父 椎名誠」の目線で読むことになりそうです。

ちなみに、「続 岳物語」もあります。
ちなみに、ちなみに、「春さきのヘビ」にも岳、そして姉との私小説が入っています。だからこの本のことを思い出したのでした。

ブックカバー、新しいの考えようっと。


大原彩

2010/01/14

冬の晴れ間

調布の飛田給にある 味の素スタジアムへ行きました。
寒い冬なのに、この日は太陽が暖かくて外に居ても大丈夫なぐらいでした。

今日も私のデスクは、背中を太陽が暖めてくれる良い場所です。

大原彩

2010/01/11

伊勢の空気

伊勢神宮へは、ここ最近毎年寄っています。

今回は初めてかな。雪が降っていました。
空は青く晴れているのに、雪が降っている不思議な天気の大晦日でした。

伊勢神宮の年末の静かさがたまらないからだと思います。ピリっと寒い空気を肌に感じつつ広い境内の砂利道をザクザクと歩いていきます。

拝みに行くという感覚よりも、境内を散歩しに行くと言った方が良いのかもしれない。
古く大きく立派な大木の根元を歩いていると、時代がわからなくなってきます。

はて…平成か?

ここの干支の無垢の一刀彫はいつもデザインがシンプルでかわいいです。今年はしっぽがピンと伸びたトラです。

20年に一度作り直される宇治橋(内宮入口の橋)。今年はまさにその年でした。
つい先日完成し、式典があったそうです。
今回はそんな、まだ木の香りがしてくる宇治橋を渡りました。

なぜ20年に一度なのか———
諸説ある。木造なので尊厳な姿を保つには20年で建て替える必要があるというもの。
あるいは、宮大工や工匠などの技術を次世代に継承するため。などがあるという。
この20年に一度というものが、1300年も続いているというのだから驚く。

ちなみに伊勢神宮は、2000年前からあるという。

そんなことを今回初めて知った…

——————

まぁ、私達は伊勢うどんを食べ、コロッケを食べ、赤福を食べ、お土産屋さんで試食を食べ、お腹いっぱいになり、散歩もし、昼過ぎに伊勢を出て北へ。

車に乗って少しして、鳥居の前を通り過ぎる頃には、もう幸せな眠りについている奴が一人…

車の揺れはなぜに、子供に眠りを誘うのでしょうかねぇ。

それにしても寝るの早すぎますよ…


大原彩

2010/01/10

子供の集中力

描く
描く
描く
食べる

2010/01/09

子供のためのノーマンズランド


今日は、子供のためのワークショップがあったので、フランス大使館で開催中のノーマンズランドへ。

これで3回目となります。

子供達は壁に絵を描いたり、いらなくなったボードに絵を描いたり、ヨーグルトの試食品をみんなで食べまくってみたり。と保育園の様な時を過ごしました。

明日、1/10日曜日もいろいろやるそうです。
詳しくはどっかで知れるのかな…


さてさて、中島崇さんのお部屋。
もちろん伺いました。

ツタがかなり外までやってきていました。
浸食していく少し怖さも感じます。
昨日もののけ姫観たからかな…

きれいなんだけど、浸食されていく感じが怖いと言うか。

この細部まで細かく作り続けるパワーもすごいです。
かなり立体的になってきているので、もうそろそろ花が咲くのかな。

今日はそんな花のカットをやっている様でした。

もう一度来る事がありそうです。



どの部屋よりも、おもしろい部屋だと思います。

お客さんが多い事も嬉しいのですが、かなり作品がよごれ、荒んできている印象も受けました。
観る人のマナーも必要だと思いますよ。



さてさて、私も頭の中にあるイメージを具体化していかなければ。

具体化するにも、腕が必要です。良い腕が。
私の腕、結構何でもできる良い腕なんですよ。器用です。自分で言うのも何ですが。

こんな腕なものだから、自分でやってしまう仕事が増える。
きっとやれなければ、他人に具体化することを委ねる性格になったと思うんですけどね。

でも、やれる人にしかわからない良い具合ってのを己で探れるっていうのは特権です。

だから、おもしろい。

だから、苦労には思えないのです。
今、私は燃えていますよ。


大原彩

旅のペース

私たち家族は、年末年始毎年恒例となっているのですが、関西を車でうろうろしに行きます。

小さくて古いプジョーに全員乗って、楽しく出発します。

と言っても、長距離の移動は夜中が一番!
道路もスムーズなので交代で運転。
特にみんなで盛り上がってというわけではないです。

運転者と一応ナビゲーター兼話し相手の助手席の人が起きている感じです。

私達の旅は、まぁ正直細かな計画は立てません。
もちろん大まかにはありますよ。
基本気の向くまま。何となくで飛び出して、その都度考え決めて進みます。

宿泊先、帰宅日などは、ぼんやりで出発するのです。

この携帯電話で情報を得られる時代だから!と思いますが、カーナビがまだない昔からやってたから、一家のペースなのでしょう。

カーナビは便利だけど、あんまり至近距離のマップで進んでいると、自分の位置を把握しずらい。つまりは、場所が記憶に残らなくなってしまうのです。
目的地までの道のりも、気付けば良い景色があったり、町並みがあったり。
引きで見る事も大切で。何でも。

気ままに、楽しく、安全に旅しましょう。

次はどこに行こうかな〜


大原彩

2010/01/05

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

昨年もたくさんの方々にお世話になりました。

お礼をしっかり言えずに時が過ぎて行ってしまっていることが…心残りです。

本年もどうぞ、よろしくお願い致します。

(年賀状も出来ていないので、画像もなく…すみません。出来上がったら…必ず)


さて、今年は寅年ですね。

トラと聞いて子供の頃読んだ「ちびくろサンボ」のバターになるトラを思い出しませんか?
これは…年齢にもよるのかな。
この本は、1988年に黒人という表記から人種差別問題となり、販売されなくなってしまったそうですね。
幼い頃、そんな事は感じず素直にただただ「黒い男の子」という認識で話しを聞いていたと思う。
黒い人種がいるんだ…など思いながら読んだことはなかった。

この黒人の男の子がこの話しの主人公で
あることに、何ら不思議も感じた事はなかった。

ただただ「トラがなんでバターになるの〜!?!?え〜!!すご〜い!?で、おいしいのかな??」


差別か区別か、人種なのか肌の色なのか、教育の善し悪し…

言われなければ、そんなこと気にもしていなかったと言う事が、
誰かが騒いだことで、そうだそう
だ!と感じる人が出てくる

そう思って口にする、その大人こそが一番その差別をしていると思う。

夢見がちで暮らしたいわけではないけれど


黄色いバターでマフィン。おいしいよね〜
溶けたバターには、マーマレードが好きです。

ちびくろサンボは、現在はまた再販されていますよ。
本屋さんで普通に。

大原彩