2010/01/11

伊勢の空気

伊勢神宮へは、ここ最近毎年寄っています。

今回は初めてかな。雪が降っていました。
空は青く晴れているのに、雪が降っている不思議な天気の大晦日でした。

伊勢神宮の年末の静かさがたまらないからだと思います。ピリっと寒い空気を肌に感じつつ広い境内の砂利道をザクザクと歩いていきます。

拝みに行くという感覚よりも、境内を散歩しに行くと言った方が良いのかもしれない。
古く大きく立派な大木の根元を歩いていると、時代がわからなくなってきます。

はて…平成か?

ここの干支の無垢の一刀彫はいつもデザインがシンプルでかわいいです。今年はしっぽがピンと伸びたトラです。

20年に一度作り直される宇治橋(内宮入口の橋)。今年はまさにその年でした。
つい先日完成し、式典があったそうです。
今回はそんな、まだ木の香りがしてくる宇治橋を渡りました。

なぜ20年に一度なのか———
諸説ある。木造なので尊厳な姿を保つには20年で建て替える必要があるというもの。
あるいは、宮大工や工匠などの技術を次世代に継承するため。などがあるという。
この20年に一度というものが、1300年も続いているというのだから驚く。

ちなみに伊勢神宮は、2000年前からあるという。

そんなことを今回初めて知った…

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まぁ、私達は伊勢うどんを食べ、コロッケを食べ、赤福を食べ、お土産屋さんで試食を食べ、お腹いっぱいになり、散歩もし、昼過ぎに伊勢を出て北へ。

車に乗って少しして、鳥居の前を通り過ぎる頃には、もう幸せな眠りについている奴が一人…

車の揺れはなぜに、子供に眠りを誘うのでしょうかねぇ。

それにしても寝るの早すぎますよ…


大原彩