2009/10/07

チュールの正体

先日私が埋もれていたチュールの正体が本日より、ご覧いただけます。

新宿伊勢丹本館のウィンドウを飾っています。

梱包材を使ったオブジェ。

フォルムなどのデザインは私ではなく、デザイナーさんがいらっしゃって、そのイメージでチュールを立体に作り上げました。

中の梱包材のセッティングなどは、また美術さんが施行しています。
私は、中身のない状態で、大きなこのチュールのカバーを作り続けていたのです。



写真は1枚ですが、本館全てのウィンドウと、本館1Fの中央にもオブジェが4つ置いてありますので、ぜひ実際にご覧になってみてください。

シンプルに、不思議な空間が出来上がったと思います。

今日から2週間の命です。

ユニクロのちょうど向かいにあたる部分に一番大きなウィンドウがあります。
(明治通り沿い)

ここのボリュームが一番凄いので見物です。



これらの立体を作るにあたった、実寸でのパターン作りはまず無理。
なんせ、中身も無ければ、場所もありません。
時間も。

なので、紙粘土で3%のサイズで完成させたい型を作り
そこから、型を布で作り上げていきます。
それを、CAD(パターン用ソフト)で3,333%にして、プロッタ(パターンを紙にシャーペンで書いてくれます)で書き出して、パターンの完成です。

やり方を言うと、結構単純ですが、
やっぱり大変な大きさでした。

今朝セッティングが無事終了。

本日から皆様にご覧になっていただけるというわけです。



連休もあるのでご覧になってくださいね。

大原彩