2010/08/06

三島由紀夫とモーリス・ベジャール

今年観に行く予定の作品。
ご興味ある方は、ぜひチケット手配しますよ。

初演された1993年。
私は、パンフレットを眺めながら、この作品はなんなんだろう。。。と思わずにはいられなかった。
その画像は、ネット上で少し探したけれど出てこなかった。
自分のパンフを今度探してみよう。






モーリス・ベジャール振付「M」

振付・演出・衣裳コンセプト:モーリス・ベジャール
音楽:黛 敏郎、C.ドビュッシー、J.シュトラウス二世、E.サティ、R.ワーグナー
※音楽は特別録音によるテープを使用します。

■公演日程
12月18日(土) 3:00p.m.  
12月19日(日) 3:00p.m.  

■会場:東京文化会館

■予定される主な配役
イチ:高岸直樹
ニ:後藤晴雄
サン:木村和夫
シ(死):小林十市
聖セバスチャン:長瀬直義
女:吉岡美佳(12/18)、上野水香(12/19)
海上の月:小出領子(12/18)、渡辺理恵(12/19)
オレンジ:高木綾(12/18)、吉川留衣(12/19)
ローズ:西村真由美(12/18)、奈良春夏(12/19)
ヴァイオレット:井脇幸江(12/18)、田中結子(12/19)

■入場料(税込) 
S=¥10,000 A=¥8,000 B=¥6,000 C=¥5,000 D=¥4,000 E=¥3,000 
※未就学児童のご入場はお断りします。

◇ペア割引券  ※NBS電話予約のみで受付
S席ペア割=¥19,000  A席ペア割=¥15,000  B席ペア割=¥11,000  

◇エコノミー券 ¥2,000 
※イープラスのみでのみで11/20(土)より発売。お一人様2枚まで。 

◇学生券 ¥1,500 
※NBS WEBチケットのみで11/20(土)より発売。25歳までの学生が対象。公演当日、学生証必携 

■前売開始日:9月4日(土)10:00a.m.より

■お問い合わせ・お申込み:NBSチケットセンター 03-3791-8888

「M」

演出・振付:モーリス・ベジャール
音楽:クロード・ドビュッシュー、ヨハン・シュトラウスII世、エリック・サティ、リヒャルト・ワーグナー、Lポトラ/D.オリヴィエリ、黛 敏郎[オリジナル曲]
装置・衣裳コンセプト:モーリス・ベジャール

東京バレエ団初演:1993年07月31日 東京文化会館

 日本の生んだ特異な作家、三島由紀夫の作品、精神、生涯に想を得て創作された、モーリス・ベジャールによる東京バレエ団オリジナル作品。
1993年7月に初演され、舞踊・演劇界のみならず、美術界、文芸界、思想界など、さまざまなジャンルの人々からセンセーショナルな反響を呼ぶ。同年秋のヨーロッパ公演でも、西欧諸国を代表するオペラハウスでメイン・プログラムとして上演され、各地で絶大な興奮を呼び、称賛を浴びた。

幕開きは波の音、潮騒で始まる。ベジャールはギリシャの海で3週間、たったひとりの時間をもったが、それがこの「M」の構想の核になったという。
Mとは生の象徴である la Mer(海)、さらに la Mythologie(神話)、la M?tamorphose(変容)、la Mort(死)をも意味する。そしてこの生から死への間に横たわっているのが、三島由紀夫の人生である。海への憧れは、三島の終生を貫く志向であり、主題であった。
ベジャールの『M』は、古典と現代、東洋と西洋を結ぶ架け橋として希有な才能を発揮した三島由紀夫の魂をいきいきと蘇らせたとともに、ベジャールの宇宙観をも鮮烈に語っているのである。