これから書く出来事はすべて一人でのやりとりです。相手が居ないので…やりとりではないか…
ある日、朝起きると床のタイルの上に小さな枝が落ちていました。
ん?天井から落ちてきたのかな…?
と朝天井に目をやり、ヤモリか何かが持ってきたのか?
あとで掃除しよう。と思い、朝からバタバタと出掛けて行きました。
虫の死骸だったらすぐに掃除しないと蟻が行列を作ってしまうのですが、枝なら問題ないし、時間ないし、あとであとで。
そして仕事を終え夕方帰宅すると、朝見た小さな枝が大きくなってる!?
え!?なんで枝がでかくなる??
…ということは…枝ではない??
じゃあ虫?
床に座り込んで顔をタイルにくっつけて良〜く見ると、
枝ではない・・・
枝の形をした虫でもない・・・
じゃあ…何?
土のかたまりの様な感じ。
よく見ると小さな虫が先の方で仕事をしている。
そうシロアリ。
これ…蟻塚??
実際に見たことはないから、確証は持てないけれど、これが蟻塚かも。
そうなると壊すのも怖い。
私は、大の虫嫌い。
ここバリでは、嫌いと言っていたら仕事ができないぐらい、わんさか居るので「諦め」ています。しかし好んで関わることは絶対に嫌で、殺すのが一番嫌い。
私の前から居なくなってくれ!といつも思っています。
蟻一匹を殺すのも、嫌。
この蟻塚を壊したら、たくさんのシロアリが出て来たら…
とか想像したら恐ろしくなり…
結局最後まで放置して帰ることに決めました。
帰国後に、掃除してもらうのでその時に壊してもらえれば…
しかし…
仕事をしていて忘れてしまったのですね…
蟻塚の存在を…
最後の最後に蹴飛ばしてしまい、私はびっくりて飛び跳ねて、どうなったのか…の恐怖で一瞬一人で訳がわからなくなり、ちょっと真っ青に。
しかしもうその中には蟻は居なかったらしく、壊れただけで大丈夫でした。
しかし、50cm離れたところに新しい蟻塚が着々と育っていました。
こいつらの生命力は凄いな…
それにしても、すごいバランスでそびえ立っているよなぁ。
だけど、外に作りなよ。
他にも出会った生き物が居ます。
それはまた今度。
大原彩